- 2013.09.20 Friday
「出産したらお辞めなさい 」
最近 「出産したらお辞めなさい 」というのが週間現代に曽野綾子さんより寄稿されたことを
私もよくロムっているブログ(影ながらいつも応援しています。)で紹介されていたので、びっくりしました。
***以下 引用 ***
特大号特別寄稿 セクハラ・パワハラ・マタハラ
曽野綾子「私の違和感」 何でも会社のせいにする甘ったれた女子社員たちへ
社会に出て、自立して生きる女性は増えている。男性と肩を並べ、仕事をこなす。「女だからって差別しないで」、と願ったのは彼女たちだったのに。今やモンスター社員と化した女子社員に、物申す.
題 「出産したらお辞めなさい 」
最近、マタニティ・ハラスメントという言葉をよく耳にするようになりました。マタハラとかセクハラとか、汚い表現ですね。妊娠・出産した女性社員に対する嫌がらせやいじめを指す言葉ですが、この問題に対し、企業側は、反対意見を言えないよう言論を封じ込められているようです。
しかし、このような問題の現実を正視しないでいるようでは、女性は本当の意味で社会進出できないでしょう。経済の単位である会社には、男も女もないんですから。
そもそも実際的に考えて、女性は赤ちゃんが生まれたら、それまでと同じように仕事を続けるのは無理なんです。なぜなら、赤ちゃんは始終熱を出す。大抵はたいしたことないですけど、母親としては心配です。その場合、「すみません、早退させてください」となるのは無理もありません。でも、そのたびに「どうぞ、急いで帰りなさい」と快く送り出せる会社ばかりではないはずです。
ですから、女性は赤ちゃんが生まれたら、いったん退職してもらう。そして、何年か子育てをし、子どもが大きくなったら、また再就職できる道を確保すればいいんです。
私の家では今までに女性秘書が3人勤めてくれましたが、全員が今うちに「再就職」をしているんです。結婚と同時に辞め、子どもが中学にあがるくらいになった頃、復帰してもらいました。お互いに相手のことがわかっていますから、雇うほうも楽ですしね。
それにしても、会社に迷惑をかけてまで、なぜ女性は会社を辞めたがらないのでしょうか――。子どもができたら、共働きをしないと生活が苦しくなってしまう、という心配は出てくるでしょうね。
この考え方が、私とは少し違うんです。というのも、私たちが若くして子育てをした頃は、みんな貧乏暮らしをするものでした。6畳一間のアパートで新婚生活を始めて、子どもが生まれて手狭になると、やっとローンを組んで家を買う。これが当たり前でした。
本来、子どもができたら自分勝手なことに使えるお金が減るのは当然なんです。それを、「子どもは国の宝なんだから、国がちゃんと面倒をみろ」と主張するのは、少し考え違いだと思います。子どもは、貯金を減らすなり、ほかのことに使っていたお金を減らすなりして、育てるものです。
同じような観点から考えると、ふくれ上がる保育所の待機児童の問題も異常だと思うのです。子どもは、自分の家で育てるものです。だから昔は、みんな親と同居していたでしょう。そうすれば、おばあちゃんに子どもをみてもらって、お母さんは買い物にだって行ける。事実、私自身もそうやって仕事をしながら子供を育てました。
ところが、いまの若い人は親と同居したくないし、収入が減るのも嫌だから、保育所に子どもを預けて働くのが当然というわけです。そして、「働く母親のためにもっと保育所を増やせ、待機児童をなんとかしろ」とおっしゃる。国家もその方向で動くでしょうが、本来子どもを育てるのは親個人です。保育所はあった方がいい。けれど、できるだけ長い時間、親は子どもと一緒にいるべきなんです。
また、彼女たちは会社に産休制度を要求なさる。しかし、あれは会社にしてみれば、本当に迷惑千万な制度だと思いますよ。
産休は、いつからいつまでと期間を決めて、会社を休みます。辞めてしまって、ずっといなくなるというのなら新しい人材を補填ほてんすれば済むけれど、そういうわけにもいかない。結局、産休で抜けた人の仕事を職場のみんなでやりくりしてカバーしないといけません。こんなことでは、女性を責任あるポストに置くわけにいかないのも当然でしょう。
***引用 終****
引用しているのはネットで今日現在公開してある分です。
全文読んでいないので、まず曽野綾子氏の言いたいことすべて読んだわけではないので、手放しで彼女のことを非難するわけには行かないのですが、公開してある文章を読んでとても、残念に思いました。
まず、前置きに「何でも会社のせいにする甘ったれた女子社員たちへ」と書いてある点。
私は目の当たりにする日本の現状を知りませんが、日本で女性が子供を産んで、キャリアを積むのは難しいと見受けられます。最近、男女均等雇用を謳歌した女性が、妊娠してそれを逆手にとって、社会のせいにしているのでしょうか?確かに、文句ばっかりいって、おいしいところだけとって会社に迷惑かけているモンスター女性軍もいるのでしょう。
それでも、女が仕事をやめて、贅沢をやめて、我慢して子育てしろ。というのはあまりにも女性に対してOppressiveだと思いました。
それ以前に、家庭を築くにあたって、共働きでないとやっていけない家庭というのが最近では普通になってるのではないでしょうか。近年、男性がちゃんとした定職について家族を養うということがちゃんとできるのでしょうか?
こんなことでは、金銭的なことを気にして女性はますます出産時期を遅らせる結果になっているのではいでしょうか。
そんな大変な家庭で、会社に妊娠したから会社を辞めてほしいとあからさまにプレッシャーをかけられたら、妊娠するのも億劫ですよね。、厄介者扱いされるのは誰だっていやなはずです。
産休をとって、復帰する職場があると思えるから安心して女性は産休を取って短い間なりに子供の世話に一時だけでも専念できるものです。保育所や託児所がちゃんとそろっていれば、女性の職場復帰ももっとスムーズに行き、会社に迷惑をかけるのも少なくなるのではないでしょうか?
それに、子育ては女性だけのものじゃないんです。
確かに、子供が小さくて、風邪引いて早退・・・とかいうのは私自身、心ぐるしかったです。
でも、そういうのは永遠に続くわけでもないし、周りも比較的理解ありましたから。
日本の会社のアメリカ支部で働いていたときは、日本サイドの担当の女性軍との交流もあり、いろいろ伺いましたが、保育園・託児所にWaiting Listがあるとか、聞き、アメリカでは考えられない育児と仕事の両立の難しさを感じました。
でも、産休はアメリカとにたようなものですが、育児休暇というのは、日本にはあるけれど、アメリカではありません。ここはうらやましい限りです。
現実性がないというのでしょうか?昔の良き日本。確かに、著者のいう昔だったらそれが普通だったかもしれません。
やはり、時代は変わっています。今の世代と著者の言う昔は・・・というもの。あまりにもズレすぎています。
この記事を読んで、私がアメリカの会社で働いて思ったのは、男も女も関係なく、日本の雇用状態というのは不公平で、労働者があまり守られてないと感じます。
残業代の出ない残業。
コスト削減で人材派遣でまわす会社。正社員になれない社員。
たった数十円の昇給に難しい昇給試験。
明らかに、セクハラ・パワハラなのに、我慢する社員。
今でさえ、私の高校の同級生が、就職活動をしていた際、壁にあたったのは年齢制限。
雇用の際に年齢制限があるなんて、アメリカでは考えられません。アメリカでは、年齢制限をするのは州によっては差別とみなされ違法になります。(特殊職務を除く)
そして、せっかく就職してうまくいっていたのに、ある日突然、喫煙者という事が社長が気にいらなかったから、社長からパワハラを受けたそう。日本は我侭な上司が多いの?やりたい放題、?
ま、結局。アメリカだって、訴訟大国。誰かが訴訟問題を起こし、(モンスター社員かな?)こんなことで訴訟するの?見たいなものが裁判所で争われ、高額の慰謝料が払われ、それを防ぐために法律化し、再度訴訟されるのを恐れた企業が、訴訟にならないように、法律にのっとってガイドラインをつくり、それが一人一人の従業員の権利を守ることにつながっています。
日本もモンスター女子社員がいるなら、もっと労働法を見直して、会社がもっとしっかりしたガイドラインを導入し、施行するべきです。
女性に八つ当たりせず、その根本的な原因を論議するべきではないでしょうか?
アメリカで働いていて良かった。と思わされました。
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育児のサポートしてくれる家族や環境があるなら、働きたい人は働いても良いと思うけどなぁ(´゚д゚`)重要な仕事女性だから、産休に入るから任せられないって言われると、なんか胸の辺りがモヤッとしますね